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  爆転シュ-ト外伝  ベイブレ-ド大地

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 2001年   [別冊コロコロコミック 8月号]から「爆転シュ-ト ベイブレ-ド」のスピンオフ漫画の連載が

 決まりました。

 編集部からの条件は「本誌と同一の世界観である、主人公は別コロ オリジナルキャラクタ-を立てる」でした。

 新たな主人公を立てるという事はタカオ達を別視点から描く事にもなるので

 とても面白味がある企画だと感じました。

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 「主人公の設定」

 本編がベイバトルメインのシリアス路線に移行しつつあったので、別コロはそれと差別化させるため、 

 コミカルな演出を強く出すことにしました。

 

 そこで70年代に人気だった根性ギャグ漫画やアニメのキャラクターを参考に

 「正直者だが短気でケンカっ早い野生児、怪力の持ち主」というイメージを元に主人公を作っていきました。

 それまでの爆ベイキャラクターとは趣を異にする主人公が、読者に受け入れられるか心配でしたが

 一方で、新たな読者を獲得する絶好の機会でもあると捉え、踏み切りました。

 いずれ本編と合流した時に登場人物の関係性をよりいっそう膨らませるし、

 何より、コメディリリーフとしての存在感が際立つだろうとの考えもありました。

 大地1

 左右非対称の服で個性をだし、額の傷や裸足、破けたジーンズ、スポーツバンデージで野性味を持たせました。

 (ケガをして包帯を巻いている様に見えるとの意見があり、アニメ版ではバンデージは巻いていません)

 大地2

 キャラに欠かせない聖獣設定も同時進行で考えました。

 四聖獣(東・西・南・北の四方位)を五行説(火・水・木・金・土の五元素)に照らし合わせ、

 中央に位置する黄龍(土)新キャラクターの聖獣に決めました。

 

 名は(土)から「大地」。姓は黄龍(皇帝龍とする説もある)から「皇」を取り

 「皇 大地 すめらぎ だいち」と名付けました。

 

 以下は初期設定です。

 大地3

 設定書には記してありませんが、年齢はタカオの2歳下(仲間になった時、弟のようなポジションに置くため)

 ベイブレードは初心者で初回は手で投げる、父親との別離など、

 いくつかの設定は第一話を作りながら変更しました。

 「聖獣のデザイン」

 黄龍1

 黄龍2

 タカオの青龍は東洋の「龍」でしたが、大地の黄龍は西洋の「竜」をイメージして

 翼を持ったデザインにし、変化を持たせました。

 

 当初、大地には父親からもらったベイブレード(オリジナルデザインで名前は無し)を使わせていましたが、

 程なくしてタカラ(現タカラトミー)さんデザインによる大地モデルが商品化されることになり、

 物語の中で大地自身の手によりガイアドラグーンとして生まれ変わらせました。

 命名の由来は、大地→ガイア(ギリシャ神話の大地女神)です。

 

 2019年9月18日

 

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